工房について


京都白川 中川木工芸 
中川木工芸は初代亀一が京都の老舗「たる源」で丁稚から修行をし40年ほど勤めて京都白川通りで独立したのが始まりです。
「たる源」は雑器と呼ばれていた木桶を床の間にも飾れるようなものに創り上げた京都随一の桶、樽の老舗です。中川木工芸もその流れをくみ繊細で優美な木桶を製作しています。現在は二代目中川清司(2001年重要無形文化財保持者の認定を受ける)が白川の工房を引き継いでいます。

中川木工芸 比良工房
川木工芸 比良工房は三代目になる中川周士が、
清司の重要無形文化財認定後、滋賀県滋賀郡志賀町(現在、大津市に合併)に2003年工房を開いたのが始まりです。

木桶について 
 中川木工芸は木桶を作る工房である。木桶の歴史は鎌倉時代にさかのぼる、大陸より伝来した木桶は室町時代には全国へ拡がり、江戸時代には生産技術の向上により爆発的に普及し昭和40年ぐらいまでは必需品としてどの家庭にもいくつもの木桶が使われていた。それがプラスチックなどの工業製品の出現により急速に姿を消してしまった。一家で20個も30個も使われていたものが現在では、ほとんど生活の場から消え去っている。
数百年にわたり日本人の生活を支えてきた木桶であるが大きな時代変化の中でたそがれの時代を急速に迎えているのである。古いものが新しいものにとって代わるということは歴史の中で繰り返し起こったことなので仕方がないのかもしれない、しかしながらただただ時代の流れで消し去ってしまうには惜しい技術や精神、哲学を木桶の文化は持っていると考える。